入試のレベルや受験学年、試験内容に関係なく、実績を残してきた受験のプロ達が教えてくれる秘訣や注意点には共通しているものが多くあります。成功者の体験や不合格者の失敗原因を分析すると似たような結果が見られます。指導を受けるにあたり使用する個々のノウハウやテクニックでなく入試・受験に臨む際の心構えや勉強計画の手引きとして参考にしてください。
「どうして試験の勉強と性格の素直さが関係するのか」と素直でない人ほど必ず反論をしてくる。特に自分なりの方法や考えに凝り固まっている生徒に多いようである。 性格を素直に変えることは、そうでない人にとっては難しいことなのかも知れない。どんな教師も生徒を応援する気持ちを強くもっており、マイナスになるようなことは言わないよう考えているはずだ。それを信じてもらいたい。 特に家庭教師の場合は生徒の現状をよく観察し分析した上で適切なアドバイスをしているのであるが、聞き入れてくれないことが重なると、本人の要求に沿った指導に偏りがちになるため、限られた時間の中なのでは軌道修正ができず、失敗してしまう。
参考書や問題集にやたらと詳しいのはまだ理解できる。見ていると教材の批評にとらわれすぎ、本質である学習理解の取り組み方が浮ついて集中できていない生徒は失敗しやすい。上っ面の勉強だけでは合格できないのだ。 ただし、どんな教材にも必ず善し悪しの部分はある。それを理解した上で柔軟に取り入れている場合は問題ない。 また家庭教師が教材を選んだ場合はその教材の使い方を解っているので、素直に従い指導を受けていこう。成果は思うより早く確認できるはずだ。