中高一貫校へ通学されていた生徒。
一貫校なので大学受験には万全の体制で臨んでいると学校側より説明を受けていたこともあり、高校2年生までは安心して学校に任せ、予備校などには通わずにきた。
なおこの高校については最近6年間を見ると大多数を早慶クラスの大学に入学させているとの学校説明会での内容であった。
予備校の春期講習(短期)を受講した際、自分が全く授業について行けない状況であることに気付かされた。
さらに3年になり大学受験の模擬テストを受けた結果からこのまま学校任せの対策だけでは(少なくともこの生徒に対しては)万全ではないとの判断をご家族として下したことで家庭教師での指導を考えられたようだ。
生徒本人の志望大学は早稲田大学を考えていたが、予備校の授業について行けないという現状を考えると家庭教師でこの遅れを取り戻すしかないとの結論を出されたようである。
ホームページや広告をいろいろ検討し当センターに依頼いただいた。
大学の受験指導ということが第一であったが、相談員との話し合いをもった結果として高校の基礎固めからの指導が妥当だと納得してもらった。
一般的に一貫校に通う生徒は高校受験を経験していないため、特に学校での成績が中位から下位の生徒にとっては高校受験レベルの基礎学力が足らないケースが多く見受けられる。
中堅以下の学校はもとより上位または難関校の生徒でもこのようなケースは現実に存在する。
まず家庭教師の指導に当たっては生徒の学力を総点検した上で合格プランを作成し高校基礎レベルからの指導開始が比較的多いことを理解してもらいたい。
なおこの生徒の在籍する学校も首都圏では上位校に位置づけられる学校である。
このような場合、この生徒も含め比較的に学習理解能力は決して低くはなく適切な指導のもとで学習を続けていくことで上達が早いということも言えます。(ただし早めに理解し指導を開始することが重要です)
この生徒は夏までは徹底的な基礎学力の指導を受けたが、その後の学力の上昇には目覚ましいものがあった。
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